先日少年審判期日に出席してきました。
少年審判というのは、簡単に言えば成年でいう刑事裁判のようなものです。
この審判という場で、少年に対する最終的な処分が決まることになります。
私は、少年の付添人(成年で言えば刑事弁護人)として審判に参加しました。
少年の付添人というのは、実は結構(というか「かなり」)大変な仕事です。
通常の刑事裁判と比べて活動できる期限が短いため、迅速かつ計画的に動かなければなりませんし、
様々な理由から少年との面会の機会も多くとる必要があります。
また、両親、学校関係者、職場、裁判所(裁判官、調査官)など、連絡をとりあわなければいけない関係者も多くいます。
なので、年間10件、20件も受けるというのはとてもできません。
少年事件をやると、いつも「弁護士にとっては100分の1の案件であっても依頼者にとっては1分の1の案件であることを常に意識せよ」
という言葉(前勤務先の先輩弁護士の言葉)を思い出します。
少年一人一人、みんな個性が違うし、抱えている問題も異なります。
ひとつひとつの事件を大事に、誠実に取り組んでいきたいですね。
川崎つばさ法律事務所
弁護士 添田 樹一